仕事の影響もあるけれど、映画とか、短いCM、ポスター、本の装丁、もっと言えばSNSの個々の写真とかに至るまで、デザインされている全てのことに目がいってしまう癖があります。職業病でしょうか?→可能であれば「自分の感じ取った部分が、作者の意図と比べてどうなのか?合致してるのか?汲み取れていないのか?」といったところまで知りたいと思うことがある…結構多くある。
映画や色々な所謂ヒット商品と呼ばれるものに関しては作品の内容は言うまでもなけれど、可能ならば何処の誰がどのような戦略でマーケットに挑戦していったのかまで。その裏側に見え隠れする部分まで知りたくなる。「それを知ってどうするのか?」って言われると、どうもしないのだけれど、ただ興味として結果ではなく『過程』に惹かれることが往々にしてある。
「KUROSAWA」という本を読んだのは10年以上前。「読書好き」というのと「ゲームムービー制作の一助」という気持ちがあったんだと思います。そして、黒澤明の凄さを知りたかったんだと思う。(あとは上述した性格所以)
「KUROSAWA」はいわゆる、解説書、あるいは学術書の類に入れてもいいんじゃないだろうか。そこで語られていた「縦の構図」に関して記したい。
黒澤明が目指した数多ある表現技法の一つとして『縦の構図』と呼ばれる表現技法があるようだ。正確なところはわからない。私は専門家でもないし、黒澤明を勉強しているわけでもないから。
本の言葉を借りて簡単に言ってしまうと、
【 『縦の構図』とは『重なり合った人間の、それぞれの重なりを重なったままでリアルに表現できるような絵柄』 のこと】
たくさんの・・・と言うと弊害があるかもしれないけれど、本も映画も漫画も、この年齢になるまで・・・まぁ、結構接してきていて自分の好みの傾向もなんとなく見え隠れし始めているのだけれど、もちろん食わず嫌いもあるから完全にそうだとは言えないのだけれど。
自分は、『多くの登場人物が出てきて、その人達が物語の中でうまくリンクしていく様な作品に出会うと、たちまちその作者のファンになってしまうのです。』
でも、そう言うカテゴリーというか、表現方法、表現手法を上手に表すコトバを私はまだ持っていなかったから『縦の構図』は実にしっくりと頭のなかに入ってきた。
「あぁ、これは『縦の構図』が上手いんだ」という使い方になるのだろうか?
「KUROSAWA」という本は一時代を築いてきた人達の息吹が聞こえてくるような素晴らしい内容となっている。是非、広く読まれて版を重ねていってほしい。
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先日、本が読み終わったこともあり、まだ観てない作品もあるからと一本のビデオを借りてきた。
「素晴らしき日曜日」1947年度作品
戦後間もない頃の作品だ。まだ観てないんだけれど、今朝の新聞を読んで驚いた。
【中北千枝子さん死去】
「素晴らしき日曜日」の主演女優だった。