2006/06/25

(本)【キャパ その死】

「その青春」
「その戦い」
につづく三部作の完結編。
 キャパの30歳から死に至る10年間の記録。

 訳者が沢木耕太郎氏ということの影響もあるけれど僕もこの三部作ですっかりキャパに魅せられた。

 キャパという人間はいつ、どんな時でも、どんな場所でも、勿論それは生死が隣り合わせの戦場でさえも人々を魅了したようだ。
 面白いエピソードがあった。
【・・・・人は彼を許してしまうだけでなく《前の晩に二百ドル貸し、彼がカンヌのカジノで簡単にすってしまうと、その穴を埋めるための二百ドルをまた新しく貸してしまう》のだった】(本文より)

 第二次大戦が終わり、富と名声を手に入れると同時にキャパは目的を失い、道に迷うことになる。そんな悲劇的な後半生の中で彼が訪れたのは極東の国、日本だった。

 彼はそこから再び戦場に戻っていく。

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著 者 Richard Whelan
訳 者 沢木耕太郎
書 名 キャパ その死(2004年05月10日)
出版社 文春文庫
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2006/06/05

 蛍飛んでるよね~。

今週が見頃らしいよ。一緒に散歩しながら見れたらいいのにな。

2006/06/02

(本)【キャパ その戦い】

羨ましいことに記者さんたちはまったく見たことがなくても戦闘記事を書けるけど、哀れなキャパは写真を撮るためには頭を撃たれる危険を冒さなければならないのさ】(本文より)

 ハンガリー生まれの『エンドレ・フリードマン』という無名の若者が、スペイン内戦や日中戦争、第二次世界大戦を通して、『ロバート・キャパ』という戦争写真家として有名になっていくプロセスが描かれる。


【人生はひどく馬鹿げている。少しぐらい細部を変えて悪いことがあろうか】


 とキャパは言っているらしい。この本は伝説的な写真家になったキャパを著者のリチャード・ウィーランが執拗なまでに詳細に調べ上げ、キャパの言動、写真に関するエピソードなど、あらゆる矛盾の検証を行いながらキャパの一生を追う物語になっている。
(さらにその検証を訳者の沢木耕太郎氏が行っていて、巻末の訳者の検証も面白い。)

 キャパの語ってきた冗談や嘘は嫌いだけれど、それでも著者のリチャード・ウィーランもキャパに魅せられ、キャパののことが大好きなんだろうなぁ・・・と、読んでいてそんな気がした。

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著 者 Richard Whelan
訳 者 沢木耕太郎
書 名 キャパ その戦い(2004年04月10日)
出版社 文春文庫
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黄色いパッケージの牛乳

 「 黄色いパッケージの牛乳」を子供たちが好んで飲んでいました。しかし、2024年05月のある日、買えなくなりました。「黄色いパッケージの牛乳」を取り扱っていたお店の牛乳が別のメーカーに替わってしまっていました。従業員に尋ねると「取り扱う商品が替わったので、今までの牛乳は入荷され...