ハワイと6体の白骨と五反田君というキーワードが自分の記憶を刺激して、記憶の引き出しが開かれた。前回読んだ記憶が蘇ってきて話のスジをなんとなく思い出したから、少し読むスピードはペースダウンしました。自分の記憶しているスジを確認するような状態になったからだと思う。
[Dance Dance Dance]は自分のステップで踊り続けることが目的の1つにもなっているからなのか、至るところで音楽が流れている。カーラジオだったり、ホテルのBGMだったり、レストランのBGMだったり and so on.
登場してくる音楽が頭の中で再生されればもっと世界に奥行きが出てくるんだろうけれど、知っている音楽が少なくて、自分の頭の中で音が流れなかったから、そこが少し残念だった。
今は便利な時代になっているから、WEBで音楽を探して聴いて、予習してから再読してみたい。
せっかくだから、全集についている村上春樹氏自身による「ダンス・ダンス・ダンス」の解説にも目を通した。
「自作を語る」
羊男の物語を求めて
こっちの方もなかなか面白かった。
”次の作品を出すことによって、その両者の落差を示すことによって、この作品に対する僕の気持ちを表出するしかあるまいと思う”
とのこと。次の長編小説はなんだったっけ?


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