2011/06/11

村上春樹 「倫理や規範の再生」①

 自分の読んだ記事の中では毎日新聞の記事が一番うまくツタエテイルように感じたので下記に転載しておきます。

 全文が読みたい人は最後にリンクを貼っておきましたので時間のある時に読んでみてください。
 動画が観たい人も下記にリンクを貼っておきました。残念ながら吹き替えになってしまっていて声は聞けませんが。



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【村上春樹さん:カタルーニャ賞で「核に対するノー」演説】
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 スペイン北東部のカタルーニャ自治州政府は9日、人文科学分野で功績のある人物に贈るカタルーニャ国際賞を作家、村上春樹さん(62)に授与した。バルセロナの自治州政府庁舎での受賞スピーチで村上さんは、東日本大震災と福島第1原発事故に触れ、原爆の惨禍を経験した日本人は「核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」と述べた。

 「非現実的な夢想家として」と題したスピーチで、村上さんは震災後の日本がやがて「復興に向けて立ち上がっていく」と強調。ただ、原発事故は、広島、長崎に原爆を投下された日本にとって「2度目の大きな核の被害」とし、今回は「自らの手で過ちを犯した」との厳しい見方を示した。

 村上さんは「効率」優先の考えが過ちの原因とした上で、政府と電力会社が「効率の良い発電システム」である原発を国策として推進した結果、地震国の日本が世界第3の原発大国になったと指摘。原発に疑問を持つ人々は「非現実的な夢想家」として退けられたと批判した。

 その上で「われわれは持てる英知を結集し原発に代わるエネルギー開発を国家レベルで追求すべきだった」とし、それが広島、長崎の犠牲者に対する「集合的責任の取り方となったはずだ」と述べた。

 村上さんはまた、復興に際し建物や道路と違って簡単に修復できないのは「倫理や規範」だと指摘。「倫理や規範の再生はわれわれ全員の仕事だ」とした。「夢を見ることを恐れてはいけない。『効率』や『便宜』という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはならない。われわれは力強い足取りで前に進んでいく『非現実的な夢想家』でなくてはならない」と締めくくった。

 授賞式の参加者によると、グレーのジャケット姿の村上さんは日本語でスピーチ。よく通る声に静かに聴き入っていた聴衆は、最後に大きく拍手し、受賞をたたえた。

 カタルーニャ国際賞は1989年の創設。今年で23回目だが、日本人の受賞は初めて。村上さんは、賞金の8万ユーロ(約930万円)は震災と原発事故の被災者に寄付すると語った。(バルセロナ共同)

毎日新聞 2011年6月10日 10時07分(最終更新 6月10日 19時13分)

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【関連記事】
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040017000c.html

村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040019000c.html

【動画】
●Murakami: "La feina de l'escriptor és somniar"
http://www.tv3.cat/videos/3569392/Murakami-La-feina-de-lescriptor-es-somniar

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